
対話の楽しみ方
対話は自由に楽しむものです。上手い下手はありません。でも、豊かな対話体験にしていくためのコツのようなものはありそうです。また、初対面の人同士でもお互いが気持ちよく過ごせるように意識してほしい心がけやお断りしていることもありますので、ご一読ください。
気づきと発見を促す姿勢や考え方

否定せず、違いに着目する
他の参加者の考えが自分と異なっていたら、対話が深まるチャンスです。否定せずその人の気持ちを想像してみましょう。さらに、「自分とは何が違う?」「自分に置き換えたらどうだろう?」と自分を問い直してみると思わぬ気づきがあるかもしれません。

評価や判断をせず受け取る
他の参加者の考えを「 良い」「悪い」と評価したり「この考え方が正解だ」などと判断したりせずありのまま受け止めると、その人の本当の気持ちに触れることができるかもしれません。

言葉の背景や奥底にある思いを聴く
他の参加者が発した言葉の裏側には、そう思うに至った様々なストーリーや深い感情が隠されているはずです。言葉の表面を理解するだけでなく、奥深いところを聴くことを意識してみてください。
対話を豊かなものにするアクション

話すよりも、聴く
話し合いが弾んでくると、ついつい「次は何を言おう?」と自分が何を話すかばかり考えてしまい、聴くことが疎かになりがちです。話すことよりも聴くことをアクションの中心に置くと対話がより豊かになりそうです。

問いかけて深まる
「なぜそう思われたのですか?」「そう思うに至った背景にはどんな体験があったのですか?」などと問いかけてみましょう。その人の考えをさらに深める助けになるかもしれません。「他の方はどう思われますか?」と他の参加者に振ることで皆で深め合うのもオススメです。

輪の中に言葉を置く
何かを発見できそうだがうまく言葉がまとまらない時は、「何となくこう思うんだけどまとまらないな…」とモヤモヤをありのまま輪の中に置いてみましょう。あなたのモヤモヤが他の参加者の気づきの種になるかもしれません。

沈黙を受け入れる
誰もしゃべらない沈黙は居心地が悪く感じられるかもしれませんが、それは皆が深く考えているというポジティブな状態とも言えます。沈黙を歓迎し、誰かが言葉を発するまでその静謐な時間を味わいましょう。

新たな問いに移行する
話し合う中で、新しい問いが自然と立ち上がってくることがあります。当初のテーマと異なるものであっても、その問いが皆の探求をより拡げてくれると感じられたら「次はこの問いについて話し合ってみませんか?」と投げかけてみましょう。
対話の進め方
対話の始め方・終わり方
参加者が集まったら最初に「チェックイン」するのがオススメです。頭の中にあることを率直に自由に言葉にして、周りはそれをただじっくりと聴く。これをすることにより、聴くこと、発言を評価しないこと、どんなこと でも話していいということをお互いが体験として確かめ合うことができます。緊張がほぐれ、少しだけ話しやすくなるかもしれません。
また、対話の終わりに「チェックアウト」をして気づきや感じたことを聴き合うと、その対話が鮮やかな記憶として残りやすくなるかもしれません。

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1人ずつ「今感じていること」を率直に言葉にします
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テーマに関係ないこと、どんなことでも構いません
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聴く側はただ耳を傾けて頷くだけでOKです(リアクションする必要はありません)

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テーマをつくった人からその背景や思いを皆に伝え、自由に話し合いましょう

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1人ずつ、対話での気づきや発見、感想、他の参加者に対する感謝の気持ちなどを自由に言葉にします
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他の人の言葉を聴いてさらに新たな気づきを得るかもしれません。時間に余裕があれば2周回すのもオススメです
対話のグラウンドルール
対話をルールで縛ることは 本来望ましくないことですが、shabeloではお互いが配慮したい心がけとして「グラウンドルール」を設けています。初対面の人同士、心地よい時間にするために意識してみてください。

対話の展開方針(スタイル)
shabeloでたくさんの人と対話する中で、人によって話しやすい展開方針(スタイル)があることがわかってきました。例えば、問いの答えを論理的に掘り下げるスタイル、自分の体験を共有して共通項を探していくスタイルなどです。この場ではどのようなスタイルで話していきたいかをお互いが理解していると、心地よい対話になりやすいかもしれません。shabeloではテーマを作成する際に希望の展開方針を指定することができます。




お断りしていること
純粋に対話を楽しむ場であるために、shabeloでは以下の行為を禁止しています。
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対話の録音
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スクリーンショット・画面撮影・録画
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カメラオンの強要
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公序良俗に反する発言
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連絡先やSNSアカウントの交換の強要
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出会いや勧誘目的での利用
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その他、相手が望まないことの強要